一昨日から北京に来ている。

北京に来たのも昨年の4月以来だから、早いものでもうすぐ一年になる。

 

前回は僕の両親が家内の両親に会うために来たのが目的だったが、今回はまた別の目的。

これについてはまたの機会に話そう。

 

仕事やビジネスにおいて直面する困難と思考停止

 

新規事業を立ち上げようとする際や、物販において新商品を扱おうとリサーチをしている時に、

「卵が先か鶏が先か」という局面に出会うときがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、

 

「この新商品は非常に画期的で新技術を使っている。自分が扱ってこの商品を世に出して販売してみたい。

しかし、過去に売れた実績がないから売れないかもしれないし、不良在庫を抱えるリスクが伴う。

かと言って、過去に売れている既存商品ばかりを扱うと既にライバルがいるから、

自分が販売開始したら次々に競合が現れて市場が飽和するんじゃないか?」

 

 

という局面だ。

 

転売からOEM、ODM、独自商品への販売にステップアップする心理とその悩み

 

無在庫を含め転売をする人たちは、

在庫になるリスクを避けたくて売れている商品だけを仕入れて販売する。

 

「リサーチツール」と呼ばれる便利なものも無料・有料でたくさん出ており、

過去の売れ筋商品を在庫の変動やランキング変動などから推測し、具体的に売れている商品を導き出すものだ。

 

 

リサーチした商品が需要が減り、売れなくなったり競合が増えて価格競争になっても、

新たな商品を見出して、それを同様に販売する。

 

これを外注化したりしながらルーティン・ワークにより繰り返すのが転売となる。

 

 

これもこれで最初に資金を生むためであったり、

自分でお金を生見だすための第一歩としては悪くはない。

 

ただ、その一方で僕にもちょいちょい相談がくる内容は、

「転売はやればやるほど忙しくなる」ということも事実であり、

好きでもないものを販売していくため飽きてくるのもまた1つの悩みでもある。

 

 

そのような段階を迎えると「自社オリジナル商品」を販売したくなる。

 

このメリットは、

・OEM、ODM、完全なオリジナル製作や商標取得により、転売と比べて競合が大きく減る

・少ない商品数の販売になるため作業量が減り時間が出来る

・興味ある商品を扱えるので楽しい

・量販店への卸や委託販売により店舗に自分の商品が並んで家族や友人へ話したくなる話題となる

・テレビや新聞、雑誌、プレスリリースなどのメディアによる広告の活用ができる

・色々な人が応援してくれる

 

など、複数のメリットがあるがもちろん、デメリットはある。

 

・基本的に在庫を持つので在庫リスクが伴う

・メーカーになるので製造責任も伴う

・広告宣伝費や在庫管理など固定費用が生じる

・まとまった資金が必要となる

 

など。

 

それらを考慮すると、商品リリースをするまで真剣に考え、リサーチをし、

それが悩みや思考停止に至ることもあるのだ。

 

その時に局面するのが冒頭で話した通り、

 

「この新商品は非常に画期的で新技術を使っている。自分が扱ってこの商品を世に出して販売してみたい。

しかし、過去に売れた実績がないから売れないかもしれないし、不良在庫を抱えるリスクが伴う。

かと言って、過去に売れている既存商品ばかりを扱うと既にライバルがいるから、

自分が販売開始したら次々に競合が現れて市場が飽和するんじゃないか?」

 

 

という状況だ。

 

さて、あなたならどう考えるだろうか?

 

 

アフリカのとある国に行った靴のセールスマンの話

 

こんな物語がある。


「アフリカのとある国に行った靴屋の話」

セールスマンなら誰でも知っている、有名な物語・・・。

 

 

昔、靴屋のセールスマン二人が、アフリカに靴を売るための市場視察に行った。

 

そこで見た光景に、二人共、唖然とした。

 

その理由は、そこに住むアフリカ人達は、誰もが裸足で歩いていたからだ。

 

その光景を見た二人のセールスマンは、それぞれ本社にレポートを送った。

 

セールスマンAは、

 

「誰も靴を履いていないです。靴の必要性を伝えてと需要を生めばまさにブルーオーシャンでしょう。」

と、その国への進出・セールスを始めることを提案した。

 

一方、セールスマンBは、

「誰も靴を履いていないです。全く売れた実績もないからこれでは売るのが困難でしょう。」

と、レポートしこのタイミングで開拓することを見送ることを提案した。

 

 

その後、この二人の結果はどうなったかあなたは予想が出来るだろうか??

 

アフリカのその国の光景を見て、同じように唖然とした二人の頭の中では、

全く正反対の考えが生まれていた。

 

物事の発想は人それぞれであり、

それまで生きてきた人生の中で、潜在的な意識に植え付けられた、

様々な要素によって、思考が異なってくる。

 

では、この二人のセールスマンの話の結論、そして教訓は何なのだろうか?

 

「セールスマンAは、肯定的に捉えて成功し、セールスマンBは、否定的に捉えて失敗をした」

 

ということだろうか??

 

あなたはこの物語を聞いてどう感じるだろうか??

 

 

アフリカのとある国に行った二人の靴のセールスマンのその後

 

セールスマンAのその後

 

セールスマンAは、

靴を履かないで裸足で生活をする当時のアフリカ人の状況を見て、

ブルーオーシャンだとレポートをし、その国の靴販売の開拓の責任者となり販売を開始。

 

そして、苦労はあったが結果的には大きな成功を収めた。

 

 

セールスマンBのその後

 

一方、セールスマンBは、

一度は帰国したが、アフリカの某国でセールスを開始し成功したセールスマンAからの情報を得て、

同様な状況下にある隣の国でセールスをスタートする準備をした。

 

セールスマンAからの情報を元に、デザイン、価格帯、ターゲットを明確にし、

徹底的なリサーチにより効率的にリスクの少ない形で販売をスタート。

 

結果的に大きく成功を収めた。

 

 

結局、どちらのセールスマンも成功した(笑)

 

 

アフリカのとある国に行った二人の靴のセールスマンのその後(2)

 

さらに、セールスマンAはセールスマンBから効率化を引き継ぎ、利益率が向上。

 

セールスマンAが、

「靴を履くんだから靴下も売れるはず」

と、言い出し本社に電話をして今直ぐにでも靴下を送らせようとしたので、

 

セールスマンBは、

「まずは僕らの靴下をいくつか履かせて、

必要かどうか?いくらだったら欲しいか?どのデザインが人気か?

村のみんなに聞いてみよう」

と相変わらず、徹底したリスクヘッジをした提案をする。

 

 

セールスマンAもそれには同意をして、

早速、村のみんなに聞いて見たところ、一番人気はなんと「黒色の薄手の五本指靴下」

 

理由は、労働する際に、踏ん張りがきくし、蒸れにくいからだという。

 

 

突進型のセールスマンAが、

「よし早速、本社に40フィートコンテナで送らせよう」

と、言い出し本社に電話をかけようとしたので、

 

セールスマンBは、

「まずは僕らでアフリカ人から発注をとろう。

前入金してもらえるならそれがベストだからね」

と提案。

 

 

結果、20フィート分の靴下の前発注と入金もまでも完了した。

 

セールスマンのAの提案で、

中国の工場から直接仕入れをすることにし、中国の工場をよく知るVBCに依頼をし、

船便でアフリカまで送ってもらった。

 

 

つまり20フィートコンテナ分を無在庫販売をしたというわけだ。

実はこの方法は、VBC代表のYuhei Satoから学んだ0からお金を生み出す貿易の手法だった。

 

 

さらに、VBC代表のYuhei Satoから、

 

「中古の日本車も需要あるんじゃない?

それと調味料や生活雑貨など小売にすると現地の人は買いやすいはず」

 

ということで、

彼ら3人で現地法人を作ることにし、二人のセールスマンは半年後に独立をした・・・。

 

(続く)

 

 

教訓

 二元論⇄多元論の行き来をすることで、道が切り開かれる

 

先ほどのアフリカの二人のセールスマンの話では、

2つの思考のみベースにすると困難に直面をして、思考停止することがある。

 

1)セールスマンAのようにリスクを取ってでも突き進む

2)セールスマンBのようにリスクヘッジをして石橋を叩いて進む

 

 

ビジネスや物販においても同様なことはいつで起こるが、

結局のところ、どちらが正しいということはないし、二者択一にする必要はない。

 

むしろ、

その二元論から多元論のアジャスト(調整)出来る能力が大切なのだ。

 

 

 

例えば、2016年の年末にメルカリの大型規約変更で、業者排除の動きが始まった。

ツール規制や複数アカウントの所有などもあったようだが、僕は正直なところやっていないので詳細は不明。

 

論点は、この局面で、

「メルカリ転売をやめてアフィリエイトを始める」

「メルカリではなくてヤフオクにする」

「転売ではなくてメーカービジネスを始める」

 

など考え方、つまり視点を絞ったり、広げたりするアジャスト(調整)出来る能力が大切になる。

 

 

今、流行りの「暗号通貨V.S法定通貨」「理系V.S文系」「性善説V.S性悪説」など、

例を挙げたらきりがないほどの二元論の論争は日常茶飯事として繰り広げられている。

 

 

結局のところ、どの状況下でも、「具体化する能力」と「抽象化する能力」が必要であり、

そのアジャスト出来る柔軟性が必要不可欠となる。

 

 

例えるならば、下記の4つの写真はどれも万里の長城を表現している。

 

 

 

 

 

 

 

フォーカスを絞ったり広げたりすることで、全く見えるものが変わってくる。

 

 

「中国輸入」という単語を1つ挙げても、フォーカスするところを変えれば、

いくつもの見方があるということ。

 

 

あなたに合ったもの中国輸入は何なのか?

これを考えるのは、あなた自身であるため今は語らない。

 

 

今回は、

「思考停止状態を防ぐための具体的な訓練方法」

 

というタイトルで少し話をさせて頂いた。

 

 

日々の生活の中で「わからない」「行き詰まった」「答えが見つからない」という局面にあった時、

一歩下がって見たり、深く踏み込んで見ることで今までにない景色が見えてくる。

 

 

具体的にすること、抽象度を上げること、

これを毎日の生活の中で思考的習慣化をすることで、

毎日見えるものが変わってくるため、思考停止を予防する訓練となる。

 

 

今日も一日、年を取るのだから、

限りある時間を有意義に自分らしく輝いて終えようではないか。

 

 

追伸1)

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