安く仕入れて高く売るというシンプルなビジネスモデル
中国に移住して早いもので8年が経とうとしている。
2011年に移住をして右も左もわからない中、言葉も分からずよくやって来たと思う。
中国語を使いたくて外に出回って、値引き交渉をたくさんしていた結果、
「中国のものって予想以上に安い」
と思ったのがきっかけで日本向けに販売を始めたのが僕の中国輸入の始まりだ。
物販は「安く仕入れて高く売る」というシンプルなビジネスモデルであるため、
多くの方が参入しやすく、今後もなくならないビジネスだと思う。
この中国輸入も同様で、5年、10年経っても、
円安だろうが円高だろうがなくならないビジネス。
日本が中国輸入を無くしたら生活ができなくなるほど深刻な問題となる。
ということで、中国輸入は基本的には安く仕入れて高く売るビジネスモデルだが、
その仕入先が中国で売り先が日本というだけ。
売り先が日本というのはかなり大雑把ではあるが具体的には、
ネットで販売する際には、
- Amazon
- ヤフーショッピング
- Qoo10
- 楽天
- メルカリ
などなどたくさんの売り先がある。
もちろん、自分で作ったネットショップやサイトで販売するのもOK。
では仕入れ先はどこからするのかというと、
- アリババ
- タオバオ
- その他のネットショップ
- 実店舗
- メーカーから直接
などがあります。
今回は仕入先の特徴をお話ししてみましょう。
仕入先の特徴を知っておく
中国ではタオバオやアリババなどから仕入れをすることが多いですが、これらの特徴をまずは簡単にご紹介をしてみたいと思います。
タオバオ
中国最大級のネットモールで日本でいうと楽天のようなイメージです。
各出品者が自分のネットショップで好きな物を出品しています。
個人でやっている方が多いため、ショップによってはレスポンスが遅かったり、去年の商品をそのまま出していたり、メーカーからのB級品を扱っていて検品をすると全てNGになるものもあります。
小売のため中国国内でスト少し高い印象があります。
実際に比較してみると、義烏の夜市や広州の問屋の方が安いです。
ただ、中国に住んでいない場合は仕入れがネットで出来るため日本と比較すると安いため、仕入れとして使うことはまだ可能です。
中国輸入を始めたばかりの方であればタオバオから仕入れをして始めるのがいいでしょう。
ただ、僕はあまりオススメしていません。
理由は品質があまり良くないものが多いからです。
アリババ
こちらはB2Bのサイトです。
つまり、出品者はメーカーとなります。メーカーから直接購入をする際はアリババを使うといいでしょう。
ただ、アリババに出している商品もスペック表記がデタラメなものも少なくありません。
特に電子関係はスペック表記がインチキなので、必ずサンプル購入をしてから本発注をしましょう。
ベストはメーカーに訪問をして担当者とすり合わせをして、生産ラインを確認することですが、
難しいのであれば、最低でもサンプル購入をしてから本発注をして下さい。
メーカーから直接仕入れ
アリババに出さないメーカーも出てきておりますし、アリババに出さないことを誇らしげに話すメーカーも少なくありません。
アリババはネットでの販売だから、インチキで品質が悪いという印象をもつバイヤーに対してのアピールだと思いますが、直接メーカーと取引が出来るのであればベストです。
これが一番のオススメの理由は、
「直接顔を合わせての取引なので相手も下手なことが出来ない」
からです。
卸問屋で買付けに出てみると、こんな会話をよくします。
店舗の店員:
「君たちはネットで販売するの?店舗で販売するの?」
僕たち:
「ネットだけど店舗にも卸すよ」
店舗の店員:
「店舗で売るなら嘘つけないね。ネットで販売だったらスペックなんて適当でいいもんね」
僕たち:
「・・・。」
その後、日本では嘘ついて販売すると良くないから、表記と実物が同じ物をちょうだいと言って、仕入れをしました。
アリババでは、表記と実物のスペックが異なる電子関係の商品が多いです。
少し知識があれば「そんな価格で販売できないだろ」ってすぐにわかるのですが、表面的なリサーチだけしかしないと、
「え?こんなに安いの!」
となって仕入れをしてしまうこともあります。
それを防いでくれるのが、実店舗での仕入れです。