日本と中国が違っているのは当たり前

僕が中国に住み始めて8年が経とうとしているが、この国は改めて面白い国だと実感することが多くある。

 

日本の国土の25倍あり、人口も15倍ほどいるわけだから、日本の概念では収まらないことがたくさんある。

 

 

「日本だったら・・・」

 

とクライアントからも聞く言葉だが、その言葉自体ナンセンスである。サッカーの試合なのに、「柔道のルールだったら」と言っているようなもの。

 

ただ、これを丁寧にスムーズに、誤解や不審が生まれないようにするのが実は僕のもっとも大きな仕事だったりする。

 

今回は「メンター」と言う存在を少し紹介しようと思うが、改め日本とは異なり少し違和感があると感じる人もいるかもしれないが、敢えてここで話題にあげていきたいと思う。

 

 

中国の経営者のメンターとは?

 

日本では特に若い人をメインに「メンター」と言う言葉を使っている人がいる。

ヤフーで調べてみると、一番上にサイトを発見することが出来た。

 

メンターとは、仕事上(または人生)の指導者、助言者の意味。メンター制度とは、企業において、新入社員などの精神的なサポートをするために、専任者をもうける制度のことで、日本におけるOJT制度が元になっている。メンターは、キャリア形成をはじめ生活上のさまざまな悩み相談を受けながら、育成にあたる。

 

メンター(mentor)

優れた指導者。助言者。恩師。顧問。信頼のおける相談相手。ギリシャ神話で、オデュッセウスがトロイア戦争に出陣するとき、自分の子供テレマコスを託したすぐれた指導者の名前メントール(Mentōr)から。

<コトババンクより引用>

 

簡単に言えば、あなたの相談相手であり、名実ともに上の存在たるお方である。

 

正直なところ、僕にはそんな存在はいなかった。過去を振り返っても一時的に相談するような人はいたが、「優れた指導者」かどうかは不明である。

 

唯一、このお方は優れた指導者であり、人生の指針を示してくれているお方という存在はいるのだが、直接的にお話もしたことがないので、今回のメンターには当てはまらないだろう。

 

そんなメンターという存在がいなかった僕であったらか、ほぼ初対面の人間に会えば、気軽に話をしては騙されることもあった。

 

しかし今年2018年3月に出会ったお方は今では「メンター」として僕たちの方向性を明確に指南してくれている

 

 

中国のメンターとはどんな存在なのか?

 

アリババの創設者である馬さんにもメンターがいたと言われている。というか今もきっといるだろう。

 

僕の奥さんが中国人ということもあり、中国の経営者の風習なども気軽に聞くことが出来るのだが、聞いてみると非常に面白いことが多々ある。

 

中国人の経営者のメンターというのは、いわば日本でいう「占い師」「霊媒師」に値するような存在である。

 

「今年の8月までに〇〇の事業をした方が良い」

「今の問題は過去先祖が〇〇とこのような問題があったから起こっている」

「お爺さんがあなたを呼んでいて・・・・」

 

など、経営するに関して決断が迫っている時に、相談する存在が彼ら「メンター」なのだ。

 

中国ではこの存在があまりにも影響が大きいため、大企業の「メンター」が投獄されたりしている。

 

もともと、中国は「思想的な影響が大きい存在を恐怖視する」という考えがあるため、今回のメンターもその影響だろう。

 

なので、僕程度の人間がブログを日本語で書いていても文句は言われないが、中国語で思想的な発言をし始めたら、警戒されるというわけだ。

 

そんな多くの経営者にも影響を与えているメンターが僕ら会社・家庭にもついてくれたのである。

 

具体的な話はなかなかしずらいのだが、結果的にはいい方向に向かって行っていることは実感するほどであり、そのお方の助言は絶対視するほどまでになっている。

(中国輸入ビジネスの深セン仕入れツアーなどにご参加された方には少しお話したことはあるが・・・)

 

 

メンターは必要なのか?

 

結論からいうと「メンター」という存在はいた方がいい。

しかし、これを見つけるのは本当に困難である。

 

僕らも初のメンターと言っても過言でもないほど、様々なことを相談させて頂いている方と出会った。

 

僕自身もお陰様で体の調子も良くなっている。

 

もともと、どこかが悪かった訳ではないのだが、そのお方に言わせると「疲れやすい」体質と言われた。

 

その後、漢方なども頂き、指導のもと摂取を続けたところ、過去ないくらい朝スッキリ起きられる毎日となった。

 

いくら寝ても疲れが取れないという方はそれが改善されるだけで人生が変わると思うが、僕もそう思う。

 

過去、疲れが取れていないくても精神力でコントロールしてきた世界があるが、今は自然と起きれてしまう。

 

 

こんな小さなことはいくらでもあるのだが、日中平和親善大使としてこの中国の良きものは伝えて行きたいと感じている。

 

特に日本は歴史的に見ても「重い」国なので、体や精神的に問題になる人が多くなるらしい。

 

中国輸入ビジネスを進めるにおいても、何かと健康は重要になる。

 

心身ともに健康な毎日を送りたいものである。

 

 

 

追伸)

顎関節症的な症状も5日でだいぶ良くなり、豚肉が食べられるようになった。

こんなことまでメンターに相談して指導を受けたのだが・・・。