そもそも中国輸入をするにおいて基本的なことは抑えてはおきたいが、物販は「安く仕入れて」「高く売る」ということが大前提。
この「安く仕入れる」部分で特に工業製品が安い中国を活用すると、日本の数分の1で仕入れが出来、送料、税金、利益を乗せても日本では売れる。
それでは、中国にあるショッピングモールなどでは、服やメガネや雑貨が安く手に入るかというと実はそうでもない。
日本より多少安い感じはあっても、いまの中国の生活費は、非常に高くなっており、日本に戻った時に日本が安く感じることはしばしばあるくらい。
例えば僕の住む珠海は結構、物価が高くなってきている。
服を店舗で買おうとすれば、そんなに良くもない品質の割に、日本よりも高い金額が提示されることだってあり、そんな服などは、ほぼ広州で作られているので、ショッピングモールや店舗で販売されている衣類は、全て広州からの仕入れをして珠海で販売されているのだ。
それを知るとわざわざ珠海で高いお金を出して服を買うより、広州に行ったついでに格安な値段で購入したほうがよい。
淘宝網で販売する方が仕入れをするための場所があり、そこへ行けば20~30元程度で買えるものも少なくない。
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淘宝網で仕入れをして日本のマーケットプレイスで販売しているのは、既に中間業者の利益が乗ったものであるということも理解できたのではないだろうか?
◯源流に行けば行くほど旨味がある
淘宝網は高いからアリババで購入するという方法を取る人もいるが、いまの中国の工場の経営者たちは少し昔の発言と異なっている。
「うちはアリババには出してないからね~(自慢げ)」
展示会や市場で話をする工場はよくこんな発言をしてくる。
アリババに出すことが彼らにとってはあまりメリットがなく、特にブランディングをしたいと考えているメーカーは、中国国内では露出を嫌がり、海外での販売だけを許可するところだってある。
つまり、
「中国ブランド」の印象を極力排除して、「世界ブランド」特に日本市場で流行らせ、日本で流行ったブランドとして世界に拡げる戦略なのだ。
「日本で人気がある」=「品質が良さそう」=「私も欲しい」
という方程式で、実は中国人がそのような商品を買っていく。
それを知る中国人は日本という市場を利用して、中国人へ販売することを始めている。
特に「源流」である工場を営む者たちは、自社ブランドを立ち上げ、余分なコストがかかったとしても、品質のよい商品をこの世に生み出し、パッケージにもコストをかける。
中間業者を排除し直販をすることで利益率を大幅に上げ、世界中に店舗展開をしているブランドだっていくつもある。
こうなってくると、工場を所有するところが有利になってくるだろう。
元もと、物を生み出せるというポジションはリスクも大きいが、多くの販売が出来れば強い立ち位置になるのは間違いないが・・。
簡易OEM程度の依頼をして戦っていた、僕ら日本人はどのようにこの物販戦国時代を乗り切るべきなのか?
あたかも黒船のごとく現れて圧倒的なパワーと人数で、竹槍を主流武器とした僕らに容赦なく大砲を打ってくる。
特にAmazonを含めたマーケットプレイスでの戦いとなると、販売までの難易度が高くないために、更には日本語以外でもセラーセントラルが管理できるとなると、尚更のこと。
まさに、インターネットとグローバル化が生んだ現実をいままさに突きつけられており、日本という人口が減り続ける一方であるこの島国において、世界中から黒船が寄り集まってきてるわけである。
ただ、勝ち目がないわけではない。
小資金でも利益を生み出す商品は生み出せる。
7月29日、30日において大阪/東京でAmazon勉強会を開催するが、飲み会一回分程度の費用でAmazonの一通りを学ぶことが出来る。
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