先週末に視察した広州市場について本日は執筆したいと思う。

 

広州は言わずと知れた「アパレルの街」であるが、

この感覚は中国人でも同様である。

 

僕の奥さんは東北生まれでありハルビンの人なので、

香港から日本と香港からハルビンへ行くことを比較すると、

後者の方が時間もお金もかかるほど遠い。

 

 

ハルビンは10月から雪が降り始め真冬の時はマイナス30度を下回るほど

極寒の土地でもあり、その結果、冬場は工場の仕事を含め多くの仕事が出来なくなる。

 

このような背景から東北地方の店舗販売をされる者たちの多くは、

南方に位置する広東省からの仕入れをする商売がほとんどとなるのである。

 

広東省と言えば、広州も深センもその中の都市であり、

結果としてハルビン人からすれば仕入れの土地の対象となるのだ。

 

この背景を知って市場を回ると非常に気づきが多くあり、

またビジネスチャンスを多く生むことが出来る。

 

 

例えば、僕が日本の総代理的な立場を進めていいと言われている

○U○I○○というブランドは奥さんが気に入っているものでもある。

 

○U○I○○自体、今年にはマレーシア、シンガポールにも店舗を出すのだが、

「日本で実店舗を出す際はお手伝いをするよ」と社長から言われている。

 

それがお金なのか商品なのかはまだ具体的なタイミングに来てもいないので

聞いてもいないしそんなに時間もないので片耳で聞いている。

(と言いながら、アプリ連動型試着、試用店舗の構想はあるのだが・・)

 

 

そんな奥さんが気に入っている○U○I○○だが、この意味は店舗の構え方や、

商品のラインナップなどが彼女の生まれ育ったハルビンにはあまりなく、

新鮮だからだと言う。

 

「このブランドの代理店はハルビンでもありますか??」

 

自然と会話の中で質問が出てくるほど、

東北の人からすると広東省の商品は珍しいと同時に、

仕入れの対象となっている。

 

実は広州でもそのような市場がいくつもあり、

中にはネット販売専用の卸市場がある。

 

ここに行くとゴミ袋の山がありその中には衣類がごっそり入り、

別の地域へと運ばれているのである。

 

<店舗の様子>

 

<集荷の様子>

 

<出荷の様子>

 

商品の多くはタオバオなどのネット上で販売をされていくのだが、

仕入れをする者も商品の品質など気にしないし、

商品が売れそうかどうかは商品の写真でなんとなくの感覚で決める。

 

もちろん、アパレル商品であるので、

モデルを用いてキレイに写真を撮り、きちんと写真の「加工」もするので、

写真と実物が異なることは少なくはない。

 

このあたりはメルカリセラーがアリエクスプレスや

アリババで仕入れをするときと似ているのかもしれない。

 

 

となると、、、、その仕入れの大元で仕入れが出来ると非常にメリットが出てくる。

 

例えば、この市場の中にはタオバオやアリババなどで出品していない店舗もたくさんある。

 

 

その理由は、

「商品ラインナップを掲載するのも手間」

「そんなことしなくても買いに来る人がたくさんいる」

「面倒なことはしない」

 

というところだろう。

 

 

ここの在庫が切れることはないので、

直接店舗仕入れをすればメルカリではあまり売られていない商品を

販売することが出来るという「掘り出し物」に巡り合えるかもしれない。

 

と言っても似たような商品が同じような価格で売られているので、

そこまでのメリットはないかとも予想が出来る。

 

 

では、他にどんなメリットがあるのだろか?

 

今回の広州視察は、

「これはもしかしたら今後、面白くなるかもしれない」

という社長と出会うことが出来たのでここでご紹介する。

 

 

もったいぶらずに結論から言うと、「買取り屋」との出会いがあった。

 

買取り屋というと、在庫になっている型落ち商品などを、

二束三文で買取りそれを横流ししたり、独自のマーケティングで販売し、

利益を構築するビジネスモデル。

 

前者の方法が一般的であり、SHOKICHIなどは後者に当たるかもしれない。

 

 

今回の社長が行っていることは前者で、

靴、鞄、財布、革製品をメインに取り扱いをしている人だった。

 

 

WECHATでやりとりをすると非常に謙虚で人柄が出ており、

絵文字を多用するところも歳とのバランスがミスマッチで微笑ましい。

 

 

そんな社長からたくさんと商品オファーを受けたのだが、

それがまさに全て型落ち商品の買い取ったものであった。

 

彼らの店舗では75%OFFで陳列されていたが、

それでも150~200元程度での販売価格だった。

 

それを僕には20元で譲ってくれた(笑)

 

「店頭で75%OFFの販売をしても利益率高いよ!」

 

としきりに言っていたのが印象的だった。

 

因みにこれらがその商品たち。

 

 

 

 

僕もこんな性格なので即決で購入。

 

そして、VBCのオプションサービスであるPBSに参加してくれているメンバーにのみ、

この情報をLINE@にてご案内をした。

 

正直なところ販売希望者があまり来られても対応が大変だったので、

そのような対応をしたのだが、予想をはるかに下回り、

合計で約200個の仕入れ総数だった。

 

 

初めてこの店舗から仕入れをするし品質、継続性、販売回転などを

見てみないと何とも言えないが、これはメルカリで販売してみる。

 

 

当日、発送してくれたので週明けには届くだろう。

国際送料、税金を考慮して5~10倍で販売して、

よきレポートをここで出来たらと思う。

 

 

もちろん、それらの商材を使ったサービスを提供できるように、

インフラを整ているのは言うまでもない。

 

 

人はこれを「しもぞん(仮名)」と呼ぶ・・・。